信光寺住職日記 2020
- 2010/12/28 庫裏玄関にお正月の花生け
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今年もあと僅か。法事と葬儀のハードスケジュールが打ち続き、まだお内陣と庫裏の大掃除は手付かずじまいであるが、今朝は、庫裡玄関にお正月用の花を生けていただいた。
花の造形作家で〝はないちもんめ〟という花屋さんを経営されているご門徒の中川範子さんが、備前焼の大壷に、松・梅・南天桐・大枝垂れ柳・椿などの花材をもって縦横八尺ほどのスケールで見事に生けて下さる。
270余年前に建てられた庫裡の玄関に足を踏み入れると、静寂な佇まいの中にライトアップされた花が訪れる人の目を惹きつけ、年末の気忙しい心を和ませてくれる。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/12/20 34名のご奉仕で恒例の〝大掃除〟
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12月20日、恒例の〝大掃除〟を行う。明年1月の御正忌報恩講引受地区の山手筋ブロックのから34名のご奉仕の方々が朝9時に集合して、分担を決めて開始。
本堂内外、山門、鐘楼などの煤払いから始まり、本堂では外陣の天井の付け根の部分から柱、建具、外縁、勾欄まで丁寧に雑巾がけし、最後は畳の乾拭きで仕上げ。境内は隅々まで草取り清掃していただき、昼食後に解散。
今日は快晴で大変暖かく、この時期にしてはめずらしく汗ばみながらの作業であった。
年が明けると、さらに〝お華束用の餅つき〟〝真鍮仏具のお磨き〟のご奉仕してくださる。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/12/12 仏婦仏壮合同報恩講にて節談説教を拝聴する
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12月12日、仏教婦人会・仏教壮年会合同報恩講を勤修。それぞれ別にお勤めしていた報恩講を、平成17年から合同でお勤めしている。
今回は佐賀より塚本慈顕先生をお招きして「節談説教」をお聴聞した。節談説教とは話芸の源流で、美しい七五調の言葉に情感溢れる節をつけて、身振り手振りをもって聴く者の感覚に訴えかける情念の布教といわれる。西洋的な演台に黒板を使う布教が主流となり次第に衰退したが、最近になって再び節談のもつ特色が見直されてきている。
節談説教では「高座」を使用する。拙寺の高座は明治初期に作られた須弥壇型で傷んだまま長らく使われていなかったものを、数年前から時折開催する「落語会」のため、修理を施し漆をかけてもらったら見事な高座として息を吹き返した。
満堂のご参詣の中、高座に上がられた塚本先生は、端正な面持ちと渋く響きある声をもって阿弥陀様のお慈悲の至極をお取次ぎ下さった。子どもの頃、こうして満堂の中で高座説教をお聴聞したことを懐かしく思い出して、まことに有難いご縁を賜った。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/11/12 写経に引かれて寺参り~永代経法要を勤修する
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11月12・13日、下関市の福田康正先生をお招きして永代経法要を勤修。
福田先生は、「先のことを考えて今を生きるかどうか」「必ず訪れる死を見すえて何を支えに生きていくのか」、このことを導入として、法蔵から弥陀へのお救いの法を説き示してくださる。全身からエネルギーを振り絞るような迫力のお取次ぎ、 有難いご縁を賜った。
初日の昼座には200名ほどの方々が、「写経」(住職が清書したものを薄く印刷し文字をなぞる形式の写経で、法要のご案内と共にお配りする。今回は『帰三宝偈』)をしてお参りされ、声高らかに勤行して内陣須弥壇上にお供えした。また、休憩中には〝コールさいはミニコンサート〟があり、美しい歌声に聞き入った。
翌日のご満座では、写経をお下げするために再び足を運ばれる人やそのご家族など沢山のご参詣の中、『帰三宝偈』を全員で唱和した。
ご満座終了後には、信光寺オリジナル供菓〝平成の甍〟のお下がりを全員に差し上げる。
この永代経法要は前住職の時代は春・秋の彼岸会との併修であった。私が住職に就任した平成3年より独立した法要として勤め始めたが参詣が少なく、新たな法要の難しさを痛感させられた。平成4年から8年にわたる4年半の平成大修復工事を完了し、平成9年の法要からこの「写経」のご案内をしたところ、参詣が倍増した。〝牛に引かれて善光寺参り〟・・・、〝写経に引かれて信光寺参り〟・・・。今年も2日間4座の法要には写経350巻、延べ500名程のご参詣の方々と共に賑々しく勤め終えることができた。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/11/05 山口県鴻城高校衛生看護科2年生の法話会
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11月5日、山口県鴻城高校衛生看護科2年生の法話会。9時過ぎに37名の生徒が来山する。戴帽式を済ませて病院実習に入る間に、暫しの安らぎの時間をと校長先生からの要望で始まり、すでに10数年継続の恒例の行事となっている。
『讃仏偈』のお勤めを全員で唱和したあと、1時間ほど法話をする。お寺にお参りすることが初めての生徒がほとんどであるが、目を輝かせて法話に聞き入ってくれた。法話の最後に生徒たちへ、毎年、ブッシュ・孝子さんの詩を贈る。
あやまちは誰でもする 強い人も 弱い人も えらい人も おろかな人も
あやまちは 人間をきめない あやまちのあとが 人間をきめる
あやまちの重さを 自分の肩に背負うのか
あやまちからのがれて 次のあやまちをおかすか
あやまちは人生をきめない あやまちのあとが人生をきめる(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/10/30 山口南組親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要を厳修
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10月30日、午後1時より本願寺山口別院を会場に、「山口南組親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要」を厳修する。
本願寺派(西本願寺)では、国内寺院10,279ヶ寺を31教区・1特別区に分けてあり、山口教区は36組638ヶ寺、そして山口南組は15ヶ寺で構成されている。
記念法要は「宗祖讃仰作法」の音楽法要にてお勤めして、私が組長としての挨拶、続いて山口別院輪番様にご祝辞を賜る。
記念講演は作家の青木新門氏。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の原作である『納棺夫日記』の著者である。俳優・本木雅弘氏との出会いから映画制作の裏話を交えながら、親鸞聖人のみ教えを通した自らの人生観を情熱をもって語られ、予定時間をオーバーした2時間ほどがあっという間に感じられた。
記念公演は、大阪の天王寺楽所(がくそ)雅亮会。平安時代にさかのぼる長い雅楽伝承の伝統を有し、国内各地・海外にて公演、国の重要無形民族文化財の指定を受けている。このたびは管弦と舞楽の構成で、まさに〝雅(みやび)〟の世界を堪能させていただいた。
いよいよ明年4月9日からご本山では「親鸞聖人750回大遠忌法要」が修行される。山口南組では50年に一度のこのご勝縁に、2期に分けて400名の団体参拝を予定している。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/10/28 寺子屋セミナー第11回 弘中英正先生をお招きする
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10月28日、寺子屋セミナー「正信偈を聞く」(第11回)を開催。急な寒波襲来で朝の気温が8℃、体調を崩された方が多かったのか、出席者は今までの最少の50数名。
今回は岩国市の専徳寺前住職・弘中英正先生を初めてお招きする。「61歳ですでに前住職とは羨ましいですね」と申すと、「いやいや、思っていたほど楽にはなりません。若い者にも余計に気を使わなければなりませんよ…」と。
今回は「依経段」の最後の4句。先生は、①怒り、②反勧、③宗祖の喜び、と三つの解釈をもって、自らの聖教量に基く深いお味わいを沸きいずるような言葉で、〝深く・やさしく・ありがたく〟ご講話くださり、終了予定の9時に終わるのが名残惜しく思われた。
第12回は12月22日(水)、本願寺司教・内藤昭文先生をお招きして、「依釈段」からご講話に入る。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/10/25 コールさいはの研修旅行で〝マイ・フェア・レディ〟を観劇
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今月は研修旅行ラッシュで、1〜2日に仏教壮年会の一泊旅行、13日に定例法座の日帰り旅行、そして本日は〝コールさいは〟の日帰り旅行があった。
朝8時半に貸切バスで福岡へ出発して、博多座で大地真央主演の〝マイ・フェア・レディ〟を観劇。彼女は1990年の初演以来、イライザを演じて20年となり、今回が最後の公演で、29日の昼の部に600回を迎えるという。コミカルでキュートなイライザの役を見事に演じ、彼女の息をのむ美しさ、歌唱力に魅了された至福のひとときを過ごした。
博多座に観劇に来た高校生の団体あり、芸術に理解ある高校のすばらしさに敬服、何と幸せな生徒たちかなと思う。
福岡からの帰途、長府の〝十楽〟にて懇親会。美味しい料理に舌鼓を打ち、賑やかに親睦を深めた。
来月の永代経法要の初日、12日の昼座には、〝コールさいは〟のミニコンサートがあり、美しい歌声を披露する。たくさんのご参詣を希っている。
(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/10/20 信光寺を会場に中四国地区青年布教使研修大会が開催される
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10月20日、中四国地区青年布教使研修大会が、山口市・防府市内の4ヶ寺を会場に開催される。
各寺4名の青年布教使が20分ずつの布教実演。信光寺では、安芸教区の宮武大吾師、備後教区の竹政信至師、山口教区の御園生宣尚師、そして最後に四州教区青年布教使会長の浅野執持師が実演された。
ご参詣のお同行だけではなく、特別講師の阿部信機先生をはじめ、20数名の本山や各教区の布教団の先生方を前にご法話をするのだから大変な緊張だと思うが、それぞれの味わいを通した阿弥陀様のご讃嘆、有難く拝聴させていただいた。終了後には庫裏広間で厳しい講評が始まる。このような実践を通して布教使としての実力を養っていかれる姿を拝見し、大変心強く感じ入ったことである。
夜は新山口駅前のホテルで90余名の参加者が集い、賑やかな懇親会が開催される。2次会、3次会とお付き合いして、阿部先生も素晴らしい歌を聞かせてくださり、楽しいひとときを過ごして午前様での帰坊であった。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/10/13 定例法座1日研修親睦旅行 下松の専明寺さまを訪れる
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10月13日、爽やかな秋晴れの中、40名の仏教婦人会員と共に「定例法座1日研修親睦旅行」に出かける。毎月12日の定例法座は仏教婦人会主催で開催しており、年に一度はこうして寺外で行う。
このたびは、下松市の専明寺様を訪れて、ご住職の藤本唯信師のご法話、坊守さま・仏婦役員の皆さまに茶菓の接待など、大変なご歓待をいただいた。
専明寺のご住職は17年前に教務所・別院を退職後、ご法義の興隆のために寺族・門信徒一丸となって、境内拡張造成工事、本堂・庫裏・山門等の新築工事を12年の歳月をかけて立派に完遂されており、学ぶべきことが多く有難いご縁であった。
お昼は「かんぽの宿・光」でご馳走をいただきのんびりして、午後に向かったのは「徳山動物園」。マレーグマのツヨシくんの悩めるポーズがお目当てだ。みんなでツヨシコールをして長い時間注目したが、ご覧のように芸をするのはマーヤばかりで、恐妻家のツヨシくんは土間にさえ下りてこずじまいであった。 もうひとつのお目当てのレッサーパンダは、写真目線で見事なポーズをとってくれた。童心にかえって楽しいひとときを過ごして帰途に着いた。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/10/01 大分へ仏教壮年会研修親睦旅行
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10月1日・2日、1泊2日の日程で、大分方面へ仏教壮年会研修親睦旅行に出かける。
住職を含め14名が、初日は宇佐市の「本願寺四日市別院」に参拝した。間口19間の威風堂々たる本堂は、安政6(1859)年に建立されたもので、平成12年に大修復工事が完成した由。その他、総会所、対面所、経蔵、山門、香房、太鼓楼、鐘楼、茶所、会所の宿泊施設等、九州御坊と呼ばれた壮大な偉観であるが、伽藍の護持にはご苦労されているようだ。
別府の宿では温泉で疲れを癒し、宴会では大分の美酒と海の幸・山の幸を堪能して、更に二次会では盛り上がって夜遅くまで親睦を深めた。
翌日は日本一の吊橋といわれる「九重"夢"大吊橋」へ足を運ぶ。九重町が国や県の補助なしに20億円を投じて、標高777メートルの渓谷に全長390メートル・高さ173メートルという壮大なプロジェクトを4年前に実現。観光客が絶えず押し寄せて町の収入は大変潤い、小中学校の給食費は無料になったという。町長の英断と実行力には恐れ入る。
最後に、福岡県の「太刀洗平和記念館」を訪問。西日本の陸軍の拠点として存在した大正8年から昭和20年までの航空史が展示されている。まず詩の朗読を通して戦争の悲惨さが訴えられ、航空技術や特攻隊、戦争の惨禍を、実物の戦闘機や映像・写真を通して伝える、筑前町立の記念館である。
最後にキリンビール九州工場を見学し、この冬に発売されるビール等を試飲してほろ酔い心地で帰路に着いた。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/09/29 彼岸花がやっと満開
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境内の彼岸花がやっと満開になった。お中日から一週間が過ぎたというのに、これほど遅い開花はめずらしい。彼岸花も私と同じく残暑バテのダメージが著しかったのだろうか。
拙寺では伽藍工事や墓地整備工事等で境内の彼岸花が絶えてしまったので、現在の花はご門徒の方が球根を持ってきてくださり、数箇所に植えたものである。
彼岸花は曼珠沙華とも呼ばれる。これを普通「まんじゅしゃげ」と読むが、山口百恵さんの歌では作詞家の阿木曜子さんは「まんじゅしゃか」と読ませている。これは梵語の発音に近い読み方で、さすがに阿木さんである。
今年は時期遅れであったが、この彼岸花はいろんなことを思い起こさせてくれる。〝彼岸花 咲ける間(あはひ)の道を行く 生き極まれば 母に会ふらし〟。平成皇后の歌である。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/09/22 秋季彼岸会法要を勤修
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9月22・23日、周南市・長久寺住職の有國智光師をお招きして、秋季彼岸会法要を勤修する。
法要前日には、庫裏玄関には生花店「はないちもんめ」を経営する中川範子さんが、初秋の世界を備前焼の大壷に生けてくださる。法要参詣者が休憩中に愛でるのを楽しみにされている。
ご講師の有國師は、長男・遊雲くんを小児癌で亡くされ、「小児がんを生きたわが子との対話」というサブタイトルで本願寺出版社から『遊雲くん 父さん』という本を出版されている。
東京大学の修士課程修了(印度哲学専攻)という秀才であるが、そんなプライドは微塵も出されず、ご法話も決して難しい言葉は使われず、ご講師部屋でも自然体でお喋り大好き?のお方だ。一般的な布教の形とは違ったアプローチで阿弥陀さまのお慈悲の至極を語ってくださり、2日間、有難いご縁を賜った。
御満座終了後、参詣者全員に恒例の信光寺オリジナル供菓「平成の甍」のお下がりを差し上げて散会。
今年は残暑がいつまで続くのかと案じていたが、お中日には急に涼しくなり、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉に改めて頷いたことであった。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/08/30 深川宣暢先生をお招きして、無料公開講座〝寺子屋セミナー〟を開催
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8月30日、寺子屋セミナー「正信偈を聞く」(第10回)を開催。残暑とは言いがたい酷しい暑さの打ち続く中、参加者の減少を懸念したが70名ほどの方々が熱心にお聴聞された。
一年ぶりに龍谷大学教授の深川宣暢先生にご出講賜り、今回は「一切善悪凡夫人〜是人名分陀利華」の4句。まず、この4句が正信偈全体の構成のどの位置にあるのか再確認して、筋道をしっかりと通し、聖教をいろいろと引用しながらも、やさしく、ありがたく、ユーモアあふれる例話をまじえてお説きくださった。〝深く・やさしく・ありがたく〟、まさしく私が寺子屋セミナーで理想とかかげる希いどおりのご講話をいただき、味わい深いあっという間の2時間であった。
途中からの新たな申し込みもあり、着実にセミナーの輪が拡がっている。信光寺門徒の垣根を取り払い、どなたでも気軽にお申し込みできる聴講料無料の公開講座である。 第11回は10月28日(木)、岩国市・専徳寺前住職・弘中英正先生をお招きする。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/08/25 〝キッズサンガ夏休みのつどい〟を開催
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日本全国、猛暑列島になりうだるような暑さの連日であるが、山口でもお盆過ぎから35度超が続いて記録更新中である。
今日は朝9時半から〝キッズサンガ夏休みのつどい〟を開催。今年は山口南組仏教子ども会の一泊研修会を引き受けたので半日のつどいとなった。土曜学校生が10名欠席で心配したが、一般より6名の出席があり25名の子どもたちの声が本堂に響き渡った。
仏参のあと、盛りだくさんのクラフトやゲームでお昼まで遊び、午後は大スクリーンで〝魔女の宅急便〟を鑑賞。外縁の掃除をした後はアイスクリームに大喜びし、3時過ぎに解散となった。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/08/07 猛暑の中「盂蘭盆会法要」を勤修
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今年も猛暑打ち続く中に立秋を迎え、ご講師に市川幸仏師をお招きし「盂蘭盆会法要」を勤修。お盆の由来、他宗と浄土真宗のお盆のあり方の違いをつぶさにお取次ぎくださる。
拙寺の本堂は県内の浄土真宗寺院の中で最古の元禄9年建立であるが、設備は最新鋭のものを揃えている。空調はビルトインで天井16カ所から音もなく静かに涼風が下りてきて心地よい。ご参詣の方々が、猛暑の中にも快適空間でお聴聞に集中できると喜んでくださるのが何よりだ。
8日からは初盆や遠方のお盆参りが始まる。11日からはご門徒4割程度(全門徒は不可能なので)の盆勤が本格的に始まる。今年は法務員二人と新発意も参勤してくれるので、私は夏バテ気味の身体を労わりながら初盆参勤に集中できる。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/07/31 仏教壮年会会員による仏具お磨き・清掃奉仕
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7月31日、夕方4時より仏教壮年会会員による仏具お磨き・境内清掃奉仕。猛暑の中に47名の会員が奉仕に汗を流してくださった。
26年間続いている毎年恒例の行事なので、お磨きもベテランが多い。内陣の仏具に身近に触れて心を込めて磨き上げると、新品のように光り輝く。この奉仕を通して、会員同士の尊い価値観の共有、さらに和みが育まれてきたのではないかと思う。
終了後、会員の料理店〝しもかわ〟にての懇親会には25名が参加。さらに二次会はご門徒のスナック〝武蔵〟にてカラオケが始まり、十八番(おはこ)の歌を披露して盛り上がった。
私は今朝6時の晨朝勤行、月末にお勤めする永代供養堂の法要、そして法事、葬儀と休む間もない1日で疲れきっていたので、早めのお開きを請うて11時頃には解散した。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/07/21 キッズサンガ〟山口南組仏教子ども会研修会を開催
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7月21日・22日、猛暑の中に「キッズサンガ山口南組仏教子ども研修会」が57名の参加者をもってを開催される。山口南組15ヶ寺が半世紀継続してきた子どもの一泊研修会である。山口南組仏教婦人会連盟が主催、若僧会が企画運営し、組内各寺が会場を引き受けて、今回の第50回は拙寺が会場を引き受けた。
お寺の本堂に宿泊するという経験は、大人になっても大きな思い出と残っていくようである。
釈迦さま・親鸞さまについての講話、ウォークラリー、プール遊び、夜のつどい、腕輪念珠作り、などなど盛りだくさんのプログラムを通して、子どもたちは心と身体をもって暑い???篤い素晴らしい時間を過ごした。
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- 2010/06/29 第9回寺子屋セミナーを開催
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6月29日、和田俊昭先生をお招きして、第9回の寺子屋セミナー(無料公開講座)を開催。ご講師がリレーしてお正信偈の講話をいただくという贅沢なセミナーで、早9回を迎えた。
宗教学が専門の先生であるが、「獲信見敬大慶喜 即横超截五悪趣」を理路整然と通仏教との比較をとおして浄土真宗の教義の素晴らしさを有難くお話いただいた。
次回の寺子屋セミナーは8月30日、ご講師には深川宣暢先生をお迎えする。途中からの受講申し込みも歓迎で、今回も2名が新たに申し込まれる。受講者の輪がますます拡がっていくことを希っている
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- 2010/06/24 境内の蓮水鉢に美しい蓮が開花
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京都の法然院で見たものをヒントにして造った拙寺の式台前の蓮水鉢に、24日早朝、かわいい蓮が開花した。今年は例年よりも少し早い。
蓮は開花より3日間、清楚な花の開閉を繰り返して、4日目の朝には散っている。
「散るときが 浮かぶときなり 蓮の花」
浄土真宗のすくいを表した句であるが、蓮の花は仏教に縁の深い花で、本堂のお内陣でも仏具に模られたりや障壁画に描かれたりしている。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/06/15 スリランカの旅
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15日から1週間、有志の方々と共にスリランカで貴重な充実した時間を過ごすことができた。
スリランカは北海道の約8割の大きさで、人口2000万人の約7割が仏教徒である。空港、駅、マーケットなど街中あらゆる処に仏旗(六金色旗)が掲げられている。この旗は、アメリカのオルコット陸軍大佐がスリランカで仏教信者となり、涅槃経からデザインされたもの。日本には明治22年に伝えられ、現在、仏教徒の世界共通の旗となっている。
今回は島の中央に位置する文化三角地帯といわれるダンブッラ、ボロンナワル、キャンディ、そして高原の別世界ヌワラエリアを巡り、この時期にしてはめずらしくお天気にも恵まれて、快適な旅をすることができた。
先月こじらした咳でダメージが激しかった身体も、暫しの癒しの時間をもって回復したようだ。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/06/10 本願寺山口別院の永代経法要の奉仕
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6月10日、本願寺山口別院の永代経法要最終日。奉仕当番として午前8時30分に山口南組(15ヶ寺)から30名程が集合し、参拝・収納・接待などの係を分担して法要のお手伝いをした。
満堂のご参詣の中、午前10時と午後1時30分から厳かに法要が勤まり、藤田徹文師のご法話をゆっくりと有難く拝聴させていただく。
当別院は、萩別院、岩国教堂、本願寺山口会館を統合して、昭和60年に山口教区の伝道教化活動の拠点として新設され、1教区1直属寺院1崇敬区域として、教区内638ヶ寺により護持されている。
山口南組はお膝元で、拙寺から車で数分の別院はとても親しみ深い存在である。報恩講法要前には、仏具のお磨き奉仕をさせていただく伝統が続いており、組内坊守と門徒有志が有難くご報謝の縁をいただいている。≪山口別院ホームページ http://www.yamaguchibetsuin.net/ ≫
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- 2010/05/22 笑福亭仁智師匠をお招きして「宗祖降誕会法要」
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5月22日、親鸞聖人のお誕生日をお祝いする「宗祖降誕会法要」を勤修。 今年は大阪から笑福亭仁智師匠をお招きしての落語を中心とした法要であった。
落語の元祖は、京都・新京極の誓願寺の第55代住職・安楽庵策伝(1554〜1642)という方。したがって落語には仏教を題材にしたものが多く、落語家にとってお寺で公演するのは生家に帰ってきたようなものである。
今日の演目は「川柳は心の憂さの吹きだまり」と「親鸞聖人」。いずれも師匠の創作落語である。「親鸞聖人」は昨年からの私の依頼を受け創作した演目で、聖人のご生涯を笑いを交えながら見事に描いたものであった。
師匠とは拙寺の仏教壮年会主催の行事で数回のご縁があるが、高座のすばらしさはもとより、高座を下りたときの師匠がまたすばらしい。あとの会食の時もその人柄がにじみ出るような人格である。ごく自然体でお付き合いくださり、仏教壮年会有志の方々と共にとてもなごやかなひとときを過ごさせていただいた。
師匠の公演を希望される方は、拙寺にご一報を。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/04/26 武田達城先生をお招きして第8回寺子屋セミナーを開催
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4月26日、寺子屋セミナー「正信偈を聞く」を開催、大阪から武田達城先生にご出講いただく。ご講師がリレーしてお正信偈の講話をいただくという贅沢なセミナーで、今回は早、第8回を迎え、「摂取心光常照護〜雲霧之下明無闇」の6句を、自らの体験などを通した深い味わいをもってお話くださった。
次回は6月28日(火)、ご講師は岩国市周東町の和田俊昭先生をお招きする。 無料公開講座で誰でも受講できるので、次回から受講ご希望の方はご一報を。
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- 2010/04/14 京都・西本願寺へ参拝奉仕、奈良吉野の本善寺へ参拝
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4月14日、念仏奉仕団で京都・西本願寺へ上山。今回は信光寺より20名が参加。全体では5団体130余名で、今までにない少人数だったので、本山内での移動時間が短くて助かった。
御影堂と百華園の清掃奉仕、国宝・鴻の間での抹茶接待、書院や飛雲閣などの国宝の数々の拝観など、奉仕団でしか体験できない充実したひとときを共にすることができた。また、15日は立教開宗記念法要のご満座のご縁に遇うことができて、即如門主さまのご親教を拝聴し、参加者一同大変喜ばれた。
15日の午後からは奈良に移動し、翌朝、蓮如上人ご草創の吉野の本善寺に参拝。本善寺は飯貝御坊と呼ばれ、親鸞聖人の分骨、蓮如上人から歴代の門主の分骨がなされているという本願寺派寺院の中でも随一の名刹である。
中世の城郭を思わせる200メートル以上に及ぶ築地塀に囲まれる境内に入ると、本堂・蓮如堂・経堂・太鼓楼・庫裏・回廊など堂々とした伽藍が建ち並ぶ。ご住職の次男さんが拙寺の近くの正法寺に入寺されており、親しくお話やご接待を受けて、有難いひとときを過ごさせていただいた。
午後からは吉野の観桜に行ったが、残念ながら今年は開花が早すぎて、少しだけ残った桜を愛でて、吉野を後にした。
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- 2010/04/07 信光寺と新幹線新山口駅前で「花まつり」
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4月7日、午前9時より土曜学校の「修了式・入校式・花まつり」。献灯・献華・献香、音楽法要のおつとめの後、修了証、皆勤賞を授与する。新入生の紹介をして今年度は28名で土曜学校がスタートした。
土曜学校は、昭和58年に発足して早28年目に入った。当初は日曜学校と称していたが、土曜休日が始まった年から名称を変更。在籍児童が90名という時もあり、現在はその三分の一ほどの児童数である。
8日は午前10時半から新幹線新山口駅前で、山口南組仏教婦人会連盟主催の「花まつりアピール」を開催。(右写真) 信光寺の白象と花御堂が暫く出張する。駅の乗降客、客待ちのタクシードライバー、そして小郡南小学校の始業式帰りの子どもたちが、花御堂の誕生仏に甘茶をかけてお祝いした。甘茶飴・リーフレット等を詰めた600袋はお昼頃には全部なくなった。
もっともっと、仏教徒としてお釈迦さまの誕生を祝う「花まつり」をアピールしていこう。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/04/01 新入学お祝い会・仏教婦人会委員会を開催
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毎年4月1日の恒例行事「新入学お祝い会」を仏教婦人会主催で開催。昭和38年に始まった行事で、今年は第48回を迎えた。
3月の彼岸法要案内の時にご門徒へ調査書を配布して申し込みいただく。15名の対象者中、9名の出席。過疎化地域ではないが、対象者は次第に少なくなっている。
讃仏偈の勤行のあと、仏婦会長の代表焼香と挨拶、住職の法話のあと、仏婦会員による腹話術には子どもたちが目を丸くして大喜び。お祝いのお菓子や記念品をお土産に解散。仏教婦人会の役員・委員さんが40数名、そして保護者の出席で、参加児童は少ないが賑々しく開催することができた。
引き続き、仏教婦人会の新年度委員会。昨年度、50周年を迎えた当会は高齢化が進んでいる。役員さんたちが知恵を出し合いながら若い世代へのアピールに努力していることを、委員さんへも伝達して協力を要請した。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/03/20 春の彼岸会法要が始まる
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本日20日より拙寺の彼岸会法要が始まる。布教使は元・鎮西敬愛高校校長の香川孝志先生。先生は校長時代に高校の大変革をされた後、若い頃からの夢だった布教使として生きていきたいと55歳頃に校長を勇退され、布教使として活躍されている。拙寺の縁戚寺院にご出身でもあり、公私共にお世話になっている。
今日は旧小郡町の町おこし「もっぱらおごおり」が開催され、ご参詣が少ないと案じていたが、どうにか100名程度のご参詣があり安堵した。
西方浄土に思いをいたし、懐かしき人との思い出をあたためながら、心静かにお寺参り、お墓参りをする、そんなひとときを持たねばお世話になった方々のご恩を偲ぶこともなおざりになり、殺伐とした人間中心の世の中が加速していくことになる。だから、お彼岸中に祭り騒ぎとは、何事かと言いたい。
拙寺のご門徒の中にも運営の中枢にある方がいらっしゃるようだ。住職としてただ憤るだけでなく、ご教化不足を愧じなければならない。
明日は朝座は10時、御満座は1時30分より始まる。御満座終了後、信光寺オリジナル供菓「平成の甍」のおさがりは美味至極。皆さん楽しみにしていらっしゃる。
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- 2010/03/06 信光寺仏教婦人会創立50周年記念行事を開催
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信光寺仏教婦人会は、昭和34年5月に創立され、昨年50周年を迎えた。7月に研修旅行「かくれ念仏の里を訪ねて」を企画し、会員の研修と親睦を図る。
さらに50周年を迎えた慶びを多くの人と分かち合いたいと、21年度最後の3月に姜暁艶さんとちひろさんをお招きして「二胡を奏で みすヾを歌う」と題して無料コンサートを開催した。
姜暁艶さんの二胡に音色、そしてちひろさんの歌声は多くの聴衆の心に染み入るり、まるで阿弥陀さまの大いなるみ手に抱かれるような至福のひとときを共にすることができた。
終了後、会員念願の記念植樹。仏教壮年会が20周年記念に枝垂れ桜を植樹したので、仏教婦人会は「枝垂れ梅」を鐘楼前に植樹した。
引き続き、祝賀会を山口グランドホテルで開催。姜暁艶さん、ちひろさん、そして本部総代さん、仏教壮年会会長・副会長さんにも臨席いただき、多くの会員とともに歓談しながら会食をした。
50周年の大きな説目を、これからの更なる活動推進の機縁としていきたい。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/02/06 信光寺仏教壮年会の総会・懇親会を開催
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信光寺仏教壮年会の22年度総会は、会員90名中46名が出席して午後6時に開会。3年任期の役員改選の年度であったが、河村博次会長以下、全役員が再任され、更なる会員の拡充を確認しあった。
7時半からは庫裡広間にて34名で懇親会。30歳代から70歳代まで親子ほどの歳の差も感じさせずに、和やかに酒盃を交わしながら親睦を深めた。
当会は昭和58年に結成され、会長が50歳、副会長が40歳前後という若さスタートした。坊守が懇親会に用意する酒類を記録しているが、ピーク時は1人平均、ビール4本、日本酒5合という酒豪揃いであった。
第4代の河村会長は、若い頃には2升を飲んだという酒豪。今は酒量は落ちたといわれるが、日本酒は盃ではもどかしいらしくコップで美味しそうに飲まれる。2次会はご門徒のお店〝武蔵〟。カラオケでさらに盛り上がった。
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- 2010/01/28 第7期山口南組連続研修会を開講
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山口南組(15ヶ寺、暴力団ではありません)では暫く休止していた「第7期山口南組連続研修会(略称:組連研)」を開講。隔月に開催され、75名の受講者が2年間にわたり12回の研修をする。会場は2回ずつ6ヶ寺が引き受け、最初の2回が拙寺となった。
第1回は、元京都女子大学准教授の和田俊昭先生が「宗教について」の講題で、いのちのつながりをもつ日本人(アナログ文化)と、いのちの断絶支配をするユーラシア人(デジタル文化)の宗教的文化の根本的違いを鋭いアプローチをもって話された。
次回は3月25日、同じく和田先生に「仏教について」のご講話をいただく。
この組連研は、体系的に宗教・仏教・浄土真宗を学べる貴重な研修会で、受講者一同、真剣に講話に聞き入っていた。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/01/16 御正忌報恩講を賑々しく勤め終える。
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親鸞聖人ならねども 雪の降る山路を
しみじみ越えもうす 雪はこんこん山路を
(北原白秋)
白秋の詩のように厳しい寒さの中で迎えた御正忌報恩講。14日の晩座はさすがに少なかったが、氷点下の夜に40数名の方がご参詣下さった。
15・16日の両日は満堂のご参詣で、声高らかに勤行し、谷川弘顕先生のご法話に聞き入った。お斎は、町筋中・下ブロックのお引き受けの接待で、2日間で450人分を準備された由。お給仕の方も召し上がる方もなごやかなお斎のひとときだった。
明年4月からいよいよ「親鸞聖人750回大遠忌法要」がご本山で厳修される。山口南組15ヶ寺では平成23年4月9日〜11日と9月13日〜14日の2回、団体参拝を予定している。
阿弥陀さまのお救いとご報謝の実践を、90年のご生涯を通してお示し下さったご開山さまの大遠忌のご勝縁に、ぜひ遇わせていただこう。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/01/13 一面の銀世界、御正忌報恩講のお荘厳が整う。
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目が覚めると外は一面の銀世界。お晨朝中も降り続き10センチほどの積雪となり、終日、零度前後と冷え込む。
寒波襲来により凍てつくような寒さの中、御正忌報恩講の準備は進捗して、私の仕事としては一番時間を要する仏華も、昨日から2日間かけて無事生け終えることができた。
いよいよ14日の夜から御正忌報恩講が始まる。ご講師は神戸・高松寺住職の谷川弘顕師。昨年の6月にも寺子屋セミナーにご出講くださり、たびたびのご縁を賜る。
親鸞聖人748回忌の御正忌報恩講。聖人のご苦労を偲び、ご高徳を讃え、ますますご報謝に勤しむご縁としたいものである。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/01/09 御正忌報恩講の準備「仏具お磨き」「華束用餅つき」
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御正忌報恩講の準備が本格化し、今朝8時半より32名のご奉仕により「仏具お磨き」と「華束用お餅つき」があった。
この御正忌報恩講は、古来よりご門徒を6ブロックに分け6年に1回の輪番制でお引き受けいただく。今回は町筋中と町筋下の143戸のお引き受け。
真鍮仏具のお磨きは、7月に仏教壮年会のご奉仕で行われたので、次第に輝きがなくなってきていたが、お磨き用の薬をつけて力一杯のご奉仕でピカピカに輝きを取り戻した。
華束用餅つきは、搗きあがった餅を細く伸ばして素早く紙筒に流しいれる作業。手先の器用さと集中力が要求されるもので、初めての人はなかなかうまく紙筒に入らない。紙筒におさまった餅は、明後日、15ミリほどの円柱に切って高く盛り上げて立派なお供物になる。
このような工夫により、御正忌報恩講のお荘厳を整えてきた先人のご報謝の営みを大切にして、末長く伝承していきたいものだ。(写真をクリックすると拡大します)
- 2010/01/02 阿弥陀さまへの新年のごあいさつ「修正会」をつとめる。
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1月2日、朝9時より「修正会」をお勤めする。この修正会は、「日曜学校(現・土曜学校)修正会」として、昭和59年1月から子どもたちと共に始めたのであるが、4年半にわたる平成大修復工事完成後、平成9年より大人にも呼びかけて現在に至る。
『正信偈』を唱和して阿弥陀如来さまに新年のご挨拶を申した後、御文章拝読、法話。その後、大人の参詣者は庫裡の御内仏間にて「流盃の儀」でお屠蘇をいただき、子どもたちは本堂で学年別に「かるた大会」、そして「野菜ビンゴ」で楽しんだ。
真宗門徒の「初詣で」は、我がお寺の阿弥陀如来さまに新年のご挨拶を申して、今年も仏法聴聞に勤しむことをお誓いするのである。大多数の日本人が、新年早々、願い事の欲の塊の初詣でから始まることは嘆かわしい。 お慈悲充満の中、本年もよろしくお願い申し上げます。(写真をクリックすると拡大します)