山口県山口市の信光寺 浄土真宗本願寺派/西本願寺 濟波山

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信光寺住職日記 2015

信光寺住職日記 2015

2015/12/31 除夜の鐘 賑わいました

 12月31日、午後11時より今年最後の行事「除夜会」。本堂にて『讃仏偈』の勤行後、番号札順に1人1鐘ずつ撞いていただく。

 今年は寒さが厳しくなくて早くからいらっしゃる方が多く、120名程のご参詣。大人数のご家族連れも多く、日曜学校・土曜学校の修了生が来てくれるのが懐かしく有難い。甘党にはぜんざい、辛党にはお酒の接待を楽しみながら、和やかな雰囲気の中12時半頃に終了する。 (写真をクリックすると拡大します)

2015/12/20 報恩講引受地区の大掃除ご奉仕

 12月20日、朝9時から大掃除。御正忌報恩講引受地区の町筋中ブロック(新丁区・津市全区)から31名がご奉仕くださる。朝から冷え込んだが好天に恵まれ、ご本堂の内外、境内の隅々まできれいにしていただいた。

 御正忌報恩講は古来より6ブロックによる輪番制でお引き受けされ、このたびは町筋中と町筋下ブロック133戸のご門徒により厳修する。

 1月14日夜座より16日まで、ご講師は神戸より谷川弘顕先生をお迎えする。お誘い合わせご参詣ください。

2015/12/13 花岡静人師をお招きして仏婦仏壮合同報恩講を厳修

 12月13日、仏教婦人会仏教壮年会合同報恩講を厳修する。 宗祖讃仰作法音楽法要を賑々しくおつとめし、河村博次仏壮会長がご挨拶、続いて岡﨑百合子仏婦会長がご挨拶と行事・会計報告。

 ご法話は仏婦総連盟講師の花岡静人先生を遠く奈良からお招きする。阿弥陀さまのお慈悲・お救いの至極を、実に解り易く深く有難くお取り次ぎ下さった。

 ご参詣の皆さんに、お供えの「平成に甍」とお餅を差し上げて、今日のご縁に遇えたことをよろこびあった。

                              (写真をクリックすると拡大してご覧になれます)

 

2015/11/14 松月博宣師をお招きして永代経法要が始まる

 11月14日、午後1時半より、松月博宣先生をお招きして永代経法要を勤修する。この昼座は新物故者追悼法要を併修しているので初めてお寺にお参りする方もあり、200名を超える満堂の参詣者は自宅で清書してきた写経文(今回は『重誓偈』)を声高らかにおつとめして中尊前にお供えした。

 松月先生は今年2月、第1回の〝初めて学ぶ真宗講座〟にもご出講いただいている。初めてのご縁の方からお聴聞を重ねられている方まで、引き込まれるように頷きながらのお聴聞のご縁であった。

 休憩中には〝コールさいは〟のミニコンサート、また法要中には庫裏広間で〝菩提樹の会〟の写真展も開催されてる。14日は晩座が7時半、15日は朝座が10時、そして1時半からの御満座にはお下げした写経文を再び全員でおつとめする。どうぞお誘い合わせてお参りください。

2015/10/29 田畑正久先生をお招きして〝第4回はじめて学ぶ真宗講座〟を開催

 10月29日、午後7時より第4回はじめて学ぶ真宗講座を開催。ご講師には、大分の第二佐藤病院院長・龍谷大学特任教授の田畑正久先生をお招きした。

 先生は仏教・浄土真宗との出遇い、医療の現場でのみ教えの味わいの実践を通じて、実に〝やさしく、深く、有難く〟お話くださった。先生の眼差し、身体全体から醸し出されるご講話に、初めて仏法に触れる人から深いご縁の人まで受講者一同、時間を忘れてしまうほどの有難いお聴聞のひとときを共有することができた。

 2日間の龍谷大学での講義を終えてから帰途に拙寺の講座に出講され、明日は医師として患者の診察にあたられるという。

 次回は明年2月4日、大分から本願寺司教・内藤昭文先生をお招きして開講する。

 今回も7名の新たな法友が増え、現在120名が受講登録されている。信光寺の門信徒以外でも、どなたでも受講できる無料公開講座である。受講申し込みは〝住所、氏名、電話番号、所属寺〟を明記して、お気軽にファックスかメールにて。

 

2015/10/21 中四国地区青年布教使大会が開催される

 10月20日、中四国青年布教使大会が近隣の寺院4会所で開催され、信光寺も会場をお引き受けする。備後・山陰・山口の青年布教使が20分ずつの布教実演、休憩後にまとめの法話を四州教区布教団副団長の髙尾隆徳師がお取次ぎされる。

 特別な行事のお引き受けするのに一番気がかりなのは参詣者の人数。100名ほどのご参詣と布教団から20名ほどで、どうにか賑々しく開催することができた。

 大会終了後に庫裏にて3名のご法話に対する講評の時間。同席して、忌憚のない厳しい講評を拝聴しながら、第一線で活躍される布教使さんが育っていくことを感じ入ることであった。

2015/10/07 定例法座一日研修親睦旅行 福岡の妙楽寺さまへ参拝

 10月7日、毎年恒例の定例法座一日研修親睦旅行。福岡県水巻町の妙楽寺さまへ参拝し、参加者43名がご住職の法話を拝聴する。坊守さまは私の従妹で、老院さまご夫妻・仏婦会員と共に丁重なお迎えをいただき、至れり尽くせりのご接待で和やかなひとときを過ごす。

 北九州八幡ロイヤルホテルにて美味しい昼食をいただき、午後は〝松本清張記念館〟〝門司港レトロ〟そして一度歩いてみたかった海の底〝関門トンネル人道〟を闊歩。お天気は最高、すべて満足し重畳の1日を共に過ごすことができた。

 拙寺の定例法座は仏教婦人会の主催で、毎月12日、午後1時30分から開催し、住職と若院がお取次ぎをしている。毎月の参詣者の半数程が今回の研修旅行に参加された。

2015/09/25 北畠晃融師をお招きして秋季彼岸会法要を勤修

 9月23日・24日、北畠晃融先生をお招きして秋季彼岸会法要をおつとめする。北畠先生は3年ぶりのご縁であるが、今年の6月まで1年9ヶ月間、築地本願寺宗務長をお勤めになられた。現職のままではこのたびのご来駕は叶わなかったが、無事?有難いご縁を賜ることができた。

 来月は10月20日(火)午後2時20分より〝中四国地区青年布教使大会〟の会場引受。10月29日(木)午後7時より田畑正久先生をお招きして〝はじめて学ぶ真宗講座(第4回)〟を開催する。

 ご予定してくだされば幸せます。          (写真をクリックすると拡大してご覧になれます)

2015/09/22 準備が整い、明日23日より彼岸会法要を勤修

 明日からの彼岸会の準備のため、町筋上と山手筋の本部総代と地区総代さん12名が幕張り、外陣会場設営、お備掃除をしてくださる。テキパキと準備が整い、お茶を飲みながら歓談。庫裏玄関には、中川範子さんが〝さんざし・鶏頭・われもこう・木苺〟などで、備前焼の大壷に秋を生けてくださる。

 明日23日は午後1時30分・7時30分、24日は午前10時・午後1時30分の開座にて秋季彼岸会法要をお勤めします。ご講師は前築地本願寺宗務長の北畠晃融師をお招きします。

 お誘いあわせご参詣ください。             (写真をクリックすると拡大してご覧になれます)

2015/07/09 蓮の花が咲きました

 7月2日に咲き始め、雨でダメージを受けて完全に開花せずに散った花もあったが、今日9日には2輪が見事に咲く。今年は蕾が12輪出たので、まだまだこれから1週間以上は愛でることができそう。

 お経の中に蓮は、青・黄・赤・白などの色が出てくるが、一般に言う〝蓮〟は赤と白で、青や黄は〝睡蓮〟のことである。インドの言葉で赤い蓮は〝パドマ〟、白い蓮は〝プンダリーカ〟と称す。

 蓮を愛でながら、「泥中の蓮華」と称される仏のさとりの尊さを味わいたいものである。

 

 

 

2015/06/19 6月18日 第3回はじめて学ぶ真宗講座を開催

 6月18日、夜7時より、和田俊昭先生をお招きして第3回〝はじめて学ぶ真宗講座〟を開催する。今回はテキスト『拝読 浄土真宗のみ教え』12・13頁の「限りなき光と寿の仏」がテーマ。先生は宗教学が専門であるが、浄土真宗の根幹を、〝深く、やさしく、有難く〟お話しくださった。

 第2回が終了後、さらに8名の新たなお申し込みがある。信光寺門徒でなくても、どなたでも途中からの受講申し込みを歓迎する。受講希望の方は、FAXまたはメールにて「氏名・年齢・住所・電話・所属寺」を明記してお申し込み下さい。

 次回(第4回)は10月15日(木)、午後7時。ご講師には、仏教と医療の協力関係の文化を創るという取り組みをなさっている大分の佐藤第二病院院長・龍谷大学客員教授、田畑正久先生をお招きする。

 

2015/05/23 宗祖降誕会・若院帰山奉告法要を厳修(午前中に初参式)

 5月23日、午前10時より初参式。7名のかわいい赤ちゃんたちが、両親や祖父祖母に抱かれて本堂の阿弥陀さまにお礼を申した。記念色紙(其手常出無尽之寶=大経より)に手形を押し、初参式ケーキや紅白餅などを差し上げ、賑やかに式を終えた。

 午後1時30分からは宗祖降誕会・若院帰山奉告法要を厳修。若院が9年の学業を終えて今春帰山したことを仏祖に奉告、ご参詣の門信徒へ報告した。若院が導師と法話をつとめ、慶ばれたご参詣の方々から「もういつ住職になられてもいいね!」と有難い賞賛のお言葉。

 後半はチーム白蓮華(蘭哲昭さん・水本諭さん・津田鮎美さん)によるトーク&ライブ。仏教讃歌やみんなが歌える曲などを中心に、素晴らしい歌声に時間を忘れてしまいそうだった。

2015/04/16 第2回〝はじめて学ぶ真宗講座〟を開催

 4月16日、夜7時より、溪宏道先生をお招きして第2回〝はじめて学ぶ真宗講座〟を開催する。今回はテキスト『拝読 浄土真宗のみ教え』の「凡夫」がテーマ。先生は、凡夫の知恵と仏様の智慧について話され、人間は知恵をつけすぎたために仏様の智慧を聞こうとしなくなったこと、しかし仏様の智慧に遇わない限り凡夫の知恵に気付かないことを、〝深く、やさしく、有難く〟お話くださった。

 今回の講座は内容が連続ものではないので、途中からでも入会しやすくなっている。第1回が終了後、さらに14名の新たなお申し込みがあり、はじめてお寺参りされた方も熱心に聴講されて嬉しいことであった。

 次回(第3回)は6月18日(木)、ご講師は和田俊昭先生をお招きする。

 

2015/04/08 土曜学校修了式・入校式・花まつりを開催

 4月7日、9時より土曜学校の修了式・入校式。子どもたちが灯・華・香をお供えして音楽礼拝をする。

終了後、花まつり。向拝口の花御堂の誕生仏に甘茶を灌いで、お釈迦さまのご誕生をお祝いする。

 年々人数が減って今年は18名。少し寂しい思いもするが、子どもたちの元気パワーに励まされる。

 

2015/03/21 内藤昭文師をお招きして春季彼岸会法要を勤修

 3月20・21日、内藤昭文師をお招きして春季彼岸会法要を勤修。内藤師は仏教学の本願寺司教で、長尾雅人師の薫陶を受けられた学者であるが、仏教の核心を難解な言葉を使わず噛み砕いて、実に〝やさしく・深く・有難く〟お話してくださった。

 法要中には、写真愛好会〝菩提樹の会〟が庫裏広間で〝写真展〟を開催して、参詣者を楽しませてくださった。

2015/02/27 仏壮研修旅行 尾道の福善寺様に参拝

 2月26日、仏教壮年会の研修旅行。今回は時期が悪かったのか参加が極めて少なく、コールさいはの会員に呼びかけたら9名が参加される。

 お伺いしたのは尾道の福善寺様。駐車場までご住職と仏壮会員の方が出迎えくださり、本堂では仏婦の役員様方もお出迎えくださる。勤行のあと、ご住職からお寺の歴史を中心にご講話をいただき、全員で記念撮影。客殿にて茶菓のご接待をいただき、心尽くしのご歓待に恐縮至極で、有難いひとときを過ごさせていただいた。

 本堂をはじめとする伽藍や境内の樹木など、歴史と伝統を感じ入る佇まい。そして境内と道路の高低差があるために、参詣者用の屋外エレベーター(車用もあり)を設置され、その感性に敬服した。

 宿泊は鞆の浦のホテル。翌日はしまなみ街道をわたり、松山の〝坂の上の雲美術館〟をゆっくりと見学して、フェリーで帰途についた。

2015/02/19 2月18日〝はじめて学ぶ真宗講座〟を開講!

 無料公開講座〝はじめて学ぶ真宗講座〟が始まりました。第一線で活躍中のご講師をお招きして、はじめての方からお聴聞を重ねておられる方まで聴講してよかったと満足していただけるような、実に贅沢な公開講座です。

 テキストは『拝読 浄土真宗のみ教え』。第1回は松月博宣先生をご講師にお招きして、6・7頁の「人生そのものの問い」がテーマ。「何のために生まれてきたのか、何のために生きるのか」その答えを教えてくれるものが仏教であり、浄土真宗である。それをこの講座で学んでいきましょうーと、〝やさしく、深く、有難く〟お話くださいました。

 第2回は4月16日19時から溪宏道先生をお招きします。いつからでも受講できますので、ご希望の方は事前にご一報ください。

 

2015/02/14 前住職一周忌特別法座を勤修

 

 2月12日、淨香院釋玄麿前住職の一周忌特別法座を、桑羽隆慈師をお招きしてお勤めする。

午前のお座は『仏説阿弥陀経』、午後は『般舟讃』を参詣者と共にお勤めし、回し焼香をしていただく。桑羽師は前住職とご縁が深く、特に山口別院造営の頃の思い出を語りながら、味わい深いご法話を賜る。

 翌13日は親戚と門徒役員の主な方々28名で、山口市の圓龍寺様をご導師に一周忌法要をお勤めし、2日間、前住職の遺徳を偲びつつ、尊いご縁を分かち合った。

 庫裏の玄関には、中川範子さんがご法事をイメージした立派なお花を生けてくださる。また、一周忌に間に合わせて特注の打敷を新調。前住職の自影も出来上がり、余間に奉懸する。

 

 

 

2015/01/17 紫藤常昭師をお迎えして御正忌報恩講を厳修

 

 1月15日夜座から17日御満座まで5座にわたり御正忌報恩講を厳修する。今年は町筋上ブロックのお引き受けで帳場・駐車場整理・お斎の賄いを滞りなくご奉仕くださる。

 16日の昼座の「愁訴讃仰作法ー音楽法要ー」の導師と17日の朝座の御伝鈔拝読は若院が担当し、ご参詣の方々が大変悦ばれる。有難いことである。 

 ご講師は福岡教区より紫藤常昭先生をお招きする。先生は拙寺のセミナーにもたびたびご出講くださっており、深い聖教量をもって楽しくやさしくお取次ぎくださった。

 お昼には一日に250食ほどのお斎が賄われる。「子どものころ祖母と一緒に報恩講にお参りしてお斎をいただきました」と、ご法事などでよく耳にする。土曜学校の子どもの顔がちらほら見えるが、もっと子ども連れでお参りくださるように働きかけていかねばならない。

2015/01/02 真っ新な年を迎えて「修正会」を勤修

 1月2日、朝9時より「修正会」を勤修。歳末から続く厳しい寒さのためか、ご参詣が例年より少ないが、年の初めに御本堂で修正会のご縁に遇われることは洵に尊いことである。

 『正信偈』を唱和して阿弥陀如来さまに新年のご挨拶を申した後、杉山雲翔法務員が御文章拝読、住職法話。その後、大人は御内仏間にて「流盃の儀」でお屠蘇をいただき、子どもたちは本堂で「かるた大会」と「動物ビンゴ」で楽しんだ。

 

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